会社沿革
2002年創業の株式会社黄山美術社は、数十年にわたり文化財展示を通じて、中国文化の日本市場での影響力と地位を拡大し続け、また積極的に日本文化を中国で紹介・普及することを推進してきました。こうして、文物展示を中心とした文化企業モデルを確立してきました。
弊社は、主要なパートナーや顧客として、日本の主流メディア、博物館、美術館などの文化事業や産業と様々な形態の長期的な協力関係を築いています。近年、黄山美術社は十数年にわたる努力の末、中国の文物展示事業が長期的・安定的に発展し、大きな成功を収めました。
2008年から9年には黄山美術社が5年をかけて準備してきた「大三国志展―悠久の大地と人間のロマン」巡回展を、日本の七都市で開催しました。これは延べ101万人もの入場者を集め、日本で開かれた中国文物展覧会の最高記録となりました。
2011年から12年にかけて開かれた「地上の天宮―北京・故宮博物院展」巡回展では、延べ107万人の入場者を得て記録を更新することができました。
2016年から17年にかけて、中国の文字の歴史と美学をテーマにした「漢字三千年―漢字の歴史と美」が開催されました。約1年間にわたり、東京、京都、新潟、仙台宮城、高崎の五都市で「漢字三千年―漢字の歴史と美」巡回展示が行われ、各国の駐日大使、文化関係者、展示会場の市町村長など、中日両国の多数の来賓が開幕式に出席、或いは特別に来館され、これらの貴重な文化財の展示を高く評価し、中日両国の文化交流に肯定的な影響を与えました。
2017年3月、中日国交正常化45周年、周恩来来日100周年を記念して、中国国際文化交流センター、周恩来思想生命研究会、上海対外文化交流協会、黄山美術社の共催で、「彼は世界の注目を集めた―周恩来総理記念回顧展」を京都勧業館で開催しました。開幕式には、鳩山由紀夫元首相、元国防大学政治部長で周恩来の甥の周爾鈞、CCTVディレクターで周恩来の甥の妻の鄧在軍氏らが出席しました。
2017年3月から2020年3月まで、黄山美術社とアフガニスタン国立博物館は誠意をもって協力し合い、中国大陸と香港の計8都市の博物館で「アフガニスタン国立博物館珍宝展」を開催、約200万人が訪れ、中国人に隣国の歴史、文化、人文精神を理解する窓を提供し、一帯一路戦略の背景のもと、中国とアフガニスタンの重要な文化交流となりました。そして、一帯一路戦略を背景とした中国とアフガニスタンの人文交流の重要なプロジェクトとして、両国の高官から高い評価を受けています。その後、アジア文明共同展の特別展示に組み込まれ、この大展覧会で“最も輝く星”となりました。
2018年8月1日、黄山美術社協会がキュレーションを担当した「地中海から中国へシルクロードの秘宝―平山郁夫シルクロード美術館所蔵品展」が敦煌研究院で開催されました。この展示では、平山郁夫氏が生涯をかけて収集した古代シルクロードに関する重要なコレクションが展示され、その後、中国国内十三都市で巡回展が開催されました。
2018年、池田大作氏の「日中国交正常化提言」50周年と日中平和友好条約締結40周年を記念して、黄山美術社の働きかけ協力により、東京富士美術館の西洋名画60点が国境を越え、北京の清華大学美術館芸術博物館で展示されることが実現しました。西洋絵画の巨匠51人を網羅し、凝縮された西洋美術の歴史を観客に披露し、中国における国内最高水準の西洋絵画展として、業各界から高い評価を得ています。
2019年10月、黄山美術社が監修した「匠の心―日本伝統工芸精品展」展が北京嘉徳芸術(ガーディアンアート)センターで開催され、明治から現代までの日本の工芸品400点余りを展示し、中国の多くの手工芸ファンを魅了しました。嘉徳芸術(ガーディアン・アート)・ウィークの常設展に招待されて以来、毎年開催しています。
2020年、黄山美術社と北京鑑鐘文化が運営し、当時の清華美術館副館長石川県立美術館長で元日本文化庁長官の青柳正規がキュレーションした「東瀛的鐘声 Bell Tolls from Japan―井上有一作品回顧展」が清華大学美術館で開催されました。井上有一氏の中国における最大規模の展覧会として、深い学術的意義と高い文化的価値を有しています。
2022年9月、清華大学と奈良県が主催し、黄山美術社が運営する「日中交流二千年―アジアをつなぐ美と精神」は、コロナにも負けず、海を越えて予定通り清華大学美術館芸術博物館で開催されました。
2022年12月、中国文化遺産交流センターが企画し、黄山美術社と北京鑑鐘鉴钟文化が運営する展覧会「見つめあい、見つめあう―東京富士美術館蔵西方肖肖像画展」が遼寧省博物館で開催されました。この展覧会も黄山美術社と東京富士美術館の緊密な連携によるもので、2023年から24年にかけて、北京、上海、成都を巡回する予定です。
2023年1月15日、綿密な企画と準備を経て、清華大学美術館芸術博物館で特別展「輝かしい記憶:メソポタミアからガンダーラまで——オリエント文明古国の冶金技術展」が開催されました。この展覧会は、清華大学美術館芸術博物館と平山郁夫シルクロード美術館が主催し、黄山美術社をはじめ、中国の9つの美術館との共催でした。4000年にわたる金属工芸の起源、発展、伝播の歴史を紹介し、来館者や博物館ファンから圧倒的な支持を得ています。
生存の証であり、生命の躍動とも言える文化は、人類にとって大きな喜びそのものであり、人と人との絆を築き、調和と共鳴感、を生み、平和の土台となるものです。弊社は、文化の力によってこそ、国籍や国境、宗教を超え、人類がさらに相互理解を深めていくことができると固く信じています。
2017年12月15日、国務院新聞辦公室、国務院僑務辦公室、中国人民対外友好協会、国家中国語国際普及指導班辦公室、中国文学芸術界聯合会、中央電視台が共催した、第六回「中華之光——伝播中華文化年度人物」の表彰式が中央電視台で開かれました。私はたいへん名誉なことに、2017年の「中華之光―伝播中華文化年度人物」に選ばれました。この大規模な公益活動は、中国文化の伝播に多大な貢献を果たした海外の華僑を表彰するものです。
弊社の使命は、中華文明と中日文化交流を促進することです。