千古英雄―“大三国志展”帰国報告展―

三国文化は、中国および周辺のアジア諸国に深い影響を与えてきました、しかし三国時代の文物は、幾多の戦乱の中で多くが失われ、今に伝えられるものは皆無と言えます。
中日友好和平条約締結30周年を記念し、中日両国の専門家は、3年の歳月をかけ、中国全土の三国に関係ある遺跡と博物館70ヵ所余を訪問し、2市9省34ヵ所に及ぶ博物館・文化機関から約150点の文物、さらに日本国内の博物館所蔵の作品約60点と、複製資料を加えた総点数220点の作品で構成し“大三国志展”を開催しました。
本展最大の特徴は「物語でたどる三国志」と「出土品でたどる三国志」の2部構成です。 本展示は、三国文化が中国と日本の文化に与えた影響を開示し、多くの展示文物を通じ、三国の歴史全貌と、その後の中国の伝統文化と伝統価値観を、ご観覧の方々にご理解して頂けると思います。
本展は貴重な文物と企画展示により、日本の各界に熱烈な歓迎を受けました。
1年の展示期間で“大三国志展”を観覧して頂いた方々は100万人を突破し、日本で開催された中国文物展の新記録を作りました。
近年、中国でも三国文化の人気が増えていて、中国の観客の需要を満足させる為に、中国国家文物局の同意のもとで、主催者が決定し、この日本で大成功を収めた“大三国志展”を、帰国後も中国全土で巡回することになりました。
2009年4月から、上海・武漢・杭州・北京・河南で1年を掛け巡回展示します。
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